2024.05.22 オーディオアンプを買い替え

オーディオ&ヴィジュアル

 オーディオアンプを買い替えてしまった、、、、。

 1年くらい前にケーブル交換をした際に、これまで使っていたKrellのK300iというプリメインアンプのRCA入力端子を破損してしまいました。
 その入力端子以外は健在で、すぐにどうこうというわけではなく、仮のアンプを買ってそのあいだに修理に出さなければなぁと常々思っていて、長いこと仮のアンプをいろいろと物色してました。
 Krellのアンプはパワフルで充分気に入っていたので、長く使うつもりだったのですが、、、。

 パワーの割に薄型の筐体のアンプなので、ラックに合わせて薄型のプリメインを物色。往年の名アンプ、AuraのVA40とか、Musical FidelityのA1とか、あくまでも仮設のアンプなのだからと自分に言い聞かせていてオークションサイトを眺めていたら、、、、。

 むくむくとプリアンプとパワーアンプ、セパレートの誘惑が湧き上がってきてしまって抑えきれず。

 3月の年度末の頃は何となく機材を手放す人が増えて、玉数が増える気がします(←言い訳)。
 よく見ていると欲しかった機材も年月を経て、相場価格もちょうど値頃感が出てきた感じ。

 というわけで、4月入ってすぐに出物腫物ところ選ばず状態で、衝動的にMark Levinsonのパワーアンプ、No.27.5Lをオークションサイトでポチッとやってしまい、続けざまにプリアンプのNo.38Lをポチっ。だいたい相場くらいの価格で、値の下がったところをうまく狙えたと思います。どちらも状態も良くて大当たり。
 1990年代に一世を風靡した一連の製品。黒色陽極酸化処理と曲線的なフォルムが特徴的なマドリガル時代の傑作。’70年代初期のオールドレヴィンソンのような気難しさはなく、30年も前の製品なので最新のものではないにしろ、現代で必要とされる機能が必要にして充分備わっている機材です。
 パワーアンプのNo.27.5Lは片チャンネルあたり100Wですが、ドライブ力というか、ハンドリング力というか、JBL136Aという重めのボイスコイルが付いた38cmウーファーも軽やかにぜんぜん余裕で鳴らせてる感じ。No.27からのバージョンアップした27.5のなかでも後期型でレモピンがRCAピンに変更になってます。おそらく1995年頃の製品。まあ、XLR接続なのであまり関係ないのですが。
 プリアンプのNo.38Lは、後々グレードアップした製品が世に送り出されることになりますが、その基礎となったモデルで、ブラッシュアップされたものは聴いてないけど、基本性能はやはり確か。ギャングエラーがないということがこれだけ正確なステージの再現をするのかと、目からウロコです。

 オーディオラックも作り直さないといけなくなったので、ゴールデンウィーク前にオーダーカット木材のサイトに注文。ゴールデンウィーク中に組み立てて塗装も完了してセッティング。
 No.38Lは設計に凝りすぎていて、電源ケーブルはシャーシど真ん中の直下から真下に向けてインレットが付いているため、特殊なインレットプラグと、こちらもかねてから使ってみたかったDIVAS 14-4CTで電源ケーブルを自作。
 その他のケーブリングも変更し、各種セットアップを終え、しばらくはエージングも兼ねて試運転してました。

 良い。文句なしに良い。
 1990年代のMark Levinsonがなぜハイエンドのスタンダードだったかを理解した気がします。

 自分は低音域中心の音作りを意識しているので、高音域が犠牲になろうとぜんぜん気にならないのですが、まずその低音が圧倒的に良い。
 低音の音量バランス、音質、音色、音の出方、音階の明確さ、すべてが流石の一言。目に見える、手に取れるかのような低音。こちらから聴きに行かなくても聞こえるので、本当にリラックスして聴けます。アコースティックもエレクトリックも目の前でどう演奏しているか想像が容易な感じ。
 Krellのゴリゴリ感とはまた違って、右手のピッキングやボウイングのニュアンスがより正確に。
 意外と(失礼!)ポール・チェンバースとかもピッキングに気ぃ使ってんのね、とか初めてわかった。

 ついでに高音域の上方向の伸びがすごいとか、大音量になった時にまったくパワーダウンしないとか、音が詰まった感じがなく伸び伸び湧き出るように鳴るとことか、今まで感じたことのない感覚にびっくりです。これでホントに片チャン100Wか?
 声でも楽器でも、演奏してる側と録音してる側の意図がはっきりわかる。音の分離感と融合感のバランスがまた素晴らしい。1stバイオリンと2ndバイオリンはそれぞれまとまっているけど、1stと2ndはパートが違うことがはっきりとわかる。
 イシュトヴァン・ケルテス指揮のロンドンフィルのドヴォルザーク5番で、フレンチホルンのピッチが気になるとこがあったのですが、ホルンではなくヴィオラのピッチが微妙なのだと気付けました。アコースティック楽器の音の消え際とかは、もう芸術的な見事さ。

 JBLのスコーカーとツィーターの調整を済ませて、改めて聴き惚れてしまった。
 毎日、お気に入りのアナログレコードやらCDやらを引っ張り出しては聴き直し。
 これがセパレートアンプの効果なのかMark Levinsonの効果なのかはわからないけれど、とにかく良い。カリッカリの解像度優先ではなく、かといって雰囲気任せの甘ったるさでもなく、音に厚みがあり芯があり解像度も高いのに広がりもある。まさにベストバランス全部ハイレベル。もうご機嫌。
 今年の「ささやくシルエット」は過去最高だったと思う。エレキ楽器も解像度は高いのにグルーヴや熱さを失わないとこは秀逸。
 プリアンプのNo.38Lはやや暗めの音というレビューでしたが、おそらく特殊な形状ゆえに普通は手を付けないであろう電源ケーブルから始めて、自分が持ってて過去採用しなかったキラキラ系に振るケーブルをピンポイントに使う形で良い方向にチューニングできているのではないかと思います。

 コンセントからタップまでと、プリパワー間、パワーの電源はCARDAS Golden Reference。
 プリの電源はDIVAS 14-4CT。WADIA16の電源はCARDAS Golden ReferenceでプリまではSUPER CONDUCTOR Q XLRとCARDAS Golden Reference RCA。Whest Audioフォノイコの電源はCARDAS Hexlink GoldenでプリまではGOERTZ TQ-2 XLR。TRIGONのフォノイコはCARDAS Golden Presence。
 CounterPointのDACとトランスポートの電源はDIVAS 14-2。プリまではWireWorldのGoldEclips RCA。
 要所は信頼できるCARDAS Golden Referenceで押さえ、DIVASやWireWorldやGOERTZのガッツとキラキラ感がうまく相乗効果出してると思います。 

 K300iも憧れのアンプだったので、修理に出します。低音のパワフルな押し出し感は、レヴィンソンに較べるとやや単調ながら独特の力感はクレルならでは。戻ってきたらAE2とサブシステム組もうかと。
 組むかな? わからん。いや、でもやっぱ持っていたい。
 寄る年波には逆らわない。

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