この武漢肺炎騒ぎが始まったころ、ちょうどモデルチェンジした新機種が出たため、投げ売りセールになり価格がドーンと下がったアナログレコードプレーヤーを買いました。
REGAのRP8。日本での人気はいま一つ。現行機種はPlanner8。
ハイエンドでもなく、バジェットHi-Fiでもない、中途半端なポジションです。

以前使用していたのは、ROKSANのRadius3。
上板のスリットが変形して水平が保てなくなったせいで不具合が生じたので、しばらく使ってませんでした。
生涯で初めてのベルトドライブプレーヤー体験。ターンテーブルの静けさはダイレクトドライブの比ではなかったです。
日本の技術は優秀で、壊れにくく手間いらずの安価なダイレクトドライブターンテーブルが数多く存在したため現在の日本の音楽マーケットがあるといっても過言ではないですが、廉価なアナログプレーヤーはベルトドライブのほうが音が良い気がします。ファンが多いのも納得。
オーディオ界は、長いあいだアナログ不遇の時代が続き、最近やっと復活の兆しを見せ始めたとはいえ、ターンテーブルの選択肢は少なくなりました。
エレクトリックベースと同様、私の哲学に合致し、かつ価格的にも納得できるものは、ロクサンのラディウス7かレガのRP8しかなかったです。どちらもイギリス製。
ロクサンのほうが評価も高いし、これまで使用していたこともあってかなり迷いましたが、ちょうどセールのタイミングが良かったし所有するならスタイリッシュなものにしようとは決めていたので、ついポチっと。


MCカートリッジはロクサンでも使っていたLyraのLydianβをそのまま流用。ターンテーブルシートもロクサンから引き続き。
音は、充分納得のできるものでした。
さすがに現代の最新の新製品(型落ちですが)。ダブルベルトの効果か静けさも回転の安定性も25年前のロクサンよりもアップ。アームも思ったよりいい感じ。
同じカートリッジを使っていることもあって単純な比較ですが、音像の立ち方や音場感はレガ、低域の解像度はロクサンかな。
ロクサンは、5pinのフォノケーブルをカルダスのニュートラルレファレンスにしていたこともあって、低域のディティールはその影響もあるかと。レガはアーム直出しなので、ケーブルによる調整は効きません。
その後フォノイコライザーも交換することになるのですが、トータルで大満足。RP8はフレームを外して設置したほうが音がにじまないので、スケルトンで設置することにしたため、ちょっとエキセントリックな外見ですが見た目はすぐ慣れました。カバーはアクリル板を曲げて自作することに。



機械として安定しているというのはいいですね。堅牢なダイレクトドライブが人気なのはそのあたりも要素の一つだと思います。ベルトドライブのレガも、新品の今の安定感が長続きしてもらいたい。まあ、ロクサンもレガもイギリス製プレーヤーメーカーは信頼できるので、部品の供給など長期にわたるサポート体制は私が死ぬまで大丈夫だと思います。
安心して何枚もレコードかけ続けていられる、というのがこの自粛要請中にあってはホントにありがたいことでした。

