予てより感じていた閉塞感。昭和の時代を知っているから故かもしれないが。
失われた経済を反映した平成の世を終わらせ、明るい予感をもって令和の時代を迎えるために、閉塞感を打ち破るために、最も尽力した政治家が凶弾に倒れた。
政治的、利害的に目的があってのことなら暗殺と呼べるのかもしれないが、今回のこのケースは何と言い表せばいいのかまだわからない。
民主主義国家にあるまじき事態。平和ボケと言われればそうかもしれないが、日本はおそらく他の民主主義国家、分かりやすく言うとヴェストファーレン体制下の欧米国家よりも近代的で先鋭な民主主義を体現している国家だと思う。
思想、教育、自然環境、地政学的環境、様々な要素があるのかもしれないが、欧米人では真の意味での民主主義自由経済の国家を運営することは不可能だ。誤解を恐れずに言えば、白人では不可能だ。
これは人種、あるいは民族差別ではなく、文明の黎明期から連綿と続く歴史が証明した事実に過ぎない。
世界史を紐解いた時、人類はイデオロギーの違いで戦争を起こしたことは一度たりとも無い。
戦争の歴史とは、人種間、宗教間の諍いの歴史とイコールであり、すべての元凶が白人だ。生物学的にはおそらくギリギリ生殖能力を残したアルビノ。限りなく劣等種。生まれながらに本能的に持ち合わせる劣等感なのかはわからないが、寓話にも挿し込まれるその凶暴性は明らかにオリエントとは違う。
信仰と宗教は違うのだが、そこをはき違えた白豪主義のなれの果てが現在の欧米諸国と言える。
そんな白人国家では成し得ない理想に近い形を最も体現した国家において、しかも現代において、世界的にも影響力の大きい元国家主席が凶弾に倒れたことは、ものすごく衝撃であった。
続報はわからないが、宗教的トラブルが背景にあるとの報道もある。もしかしてゆでガエルの日本においては起きるべくして起こったことなのかもしれない。
人を救済する信仰を説くための宗教が、常にこうした悲劇に絡み続けるのは何故なのだろう。
うまく言い表せないもどかしさと、やり場のない怒りで、久しぶりに極めて不快であると同時に無力感を感じている。

