ジャミロクワイ/ジャミロクワイ 1993年
ジャミロクワイのメジャーデビューアルバム。ソニーがデビューから5枚連続リリース契約をしたという鳴り物入りだった記憶がある。
当時、イカしたサウンドの代名詞だったと思う。英語版のタイトルを覚えていて、何となく聴きたくなった。なるほど、なんというか、そういう感じだと思ったと思う。
世の中でメジャーで、メチャクチャ流行ってたけど、この頃に流行してたものはイマイチピンとこないものが多い。音楽性、メッセージ性、すべてが薄いのだ。中途半端ともいう。振り切ってない。
ジャミロクワイも、カッコいいとは思うけど微妙な感じ。レニー・クラビッツもそんな感じ。
ヴォーカルのジェイ・ケイには確かに才能があると思う。コンポーザーとしても、ヴォーカリストとしても。
レニー・クラビッツのマルチプレーヤーとしての才能とは少し毛色が違うのだと思うが、才能の量は同じくらい。でも、どちらもそんなに騒ぐほどのことはないと感じてたし、今も微妙な感じは拭えない。
時代を感じるという意味では「そうそう、これこれ」ってサウンドだと思って聴き直してみたが、CDで聴いてもアナログで聴いてもグッと来ない。時代も感じない。こんなもんだったっけ?
ファンクでもないし、ちょっとイモっぽくてオシャレとも違うし、カテゴライズしづらい。
古くなっても良いものは良いと思えるものは多いが、このアルバムはそうでなかった。
ただ、現代のデュア・リパやチャーリー・プースやブルーノ・マーズにつながるための礎であったと考えれば、その中の一枚として意味はあったのだと思う。
当時の自分には感受性がなかったとも考えられるので、今でもオープンにいろいろなものを聴いて感受性の芽を摘むことのないよう心がけているが、このアルバムはあきらめた。
寄る年波には逆らわない。

